ナーシングホーム横浜長者町~生け花~その2

皆様こんにちは(*´∀`*)ノ=

先日2か月半ぶりに全面解除された非常事態宣言、早くも賛否両論、様々なご意見が噴出しています。東京オリンピックも史上初めて海外からの一般観客なしで行われることが最終決定され1500億円の経済損失が出るなど紙面を賑やかしています、まだまだコロナウィルスの影響が色濃く残りますね。

さて、本日は(先日)ご案内した「生け花」の第二弾、ナーシングホーム横浜長者町~生け花~その2ご案内します。

ご紹介するお花は”沈丁花(ジンチョウゲ)”実はここナーシングホーム横浜長者町に少し前まで沈丁花が飾ってありました。が、ブログに書こうと思っているうちに残念ながら枯れてしまいました。

沈丁花t1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(☝在りし日の沈丁花の姿です。☝)

沈丁花と聞けばとても良い香りがする花を連想する人が多いかもしれません。実際、沈丁花は、夏の梔(クチナシ)、秋の金木犀(キンモクセイ)と並び、『三大香木』と称されるそうです。(→付け焼き刃の知識です。)沈丁花は中国中部から雲南省、ヒマラヤ地域が原産と言われ、日本では室町時代にすでに栽培されていたという記述が残っています。そう聞くと何気なく中国から伝わってきたのかと思ってしまいますが、中国の雲南省を地図で調べてみると、日本人がイメージする中国ではなく、寧ろベトナムやミャンマーに近い地域である事が分かりました。

沈丁花t2

 

 

 

 

 

 

 

 

室町時代に、こんな遠方から伝わってきた事実を考えると、一部の上流階級の人々にとって、美しい花、そして香りを愛しむ文化は、この頃既に深く根付いていたという事でしょうか。花を愛でる人の気持ちは遠く昔から変わらないのだと、この小さな沈丁花を前に感慨深く思います。

/// 豆知識 ~ 沈丁花 ~ ///

沈丁花(ジンチョウゲ)は香りが良いことで有名な三大香木のひとつ。花言葉は「栄光」「勝利」と言われています。香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、春の沈丁花、夏の梔子、そして秋の金木犀を合わせて三大香木と称されます。沈丁花(ジンチョウゲ)はジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に外側が桃色で内側が白色の小さな花が塊になって枝先に咲きます。樹高は1m~1.5mほどで、枝が良く分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。沈丁花(ジンチョウゲ)の特徴はやはり香り高い花。「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。原産は中国と言われており、室町時代にはすでに栽培されていたという記述があります。沈丁花(ジンチョウゲ)は雌雄異株で、雄株と雌株があります。日本で流通しているものの多くは雄株ですので実を見る機会はめったにありませんが、赤い可愛らしい実を付けます。ただし、実は猛毒ですので口に入れないように注意しましょう。