ナーシングホーム横浜長者町~『躑躅』←なんて読む?~

皆様こんちは (*゚∀)ノ.。・:こんにちは*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.・゚

突然ですが「躑躅」。この漢字読めますか?

正解は「ツツジ」。4~5月にかけて咲く春の花で、この時期になると「ああ、ここの街路樹もツツジだったんだな」と思うほど色々な場所で咲いています。

我々が良く知るこのツツジは「オオムラサキツツジ」で、花づきが良く頑健であることから広く好まれ、公園や街路樹に多く見られます。

とはいえこんなにポピュラーな花であるにもかかわらず、漢字が少し難しすぎるような気がしますよね。「薔薇」とどちらが難しいでしょうか…

語源を紐解いていくと、「躑躅」という漢字は「てきちょく」とも読み、「てき」も「ちょく」も「足踏みする」「立ち止まる」「躊躇する」といった意味があるそうです。

元々は「イワツツジ(※レンゲツツジの亜種)」のみを「躑躅」と称していたようで、「イワツツジ」には毒性があり、中国では漢方として薬効も紹介されています。

このイワツツジを羊が食べ、立ち止まって死んでしまったという逸話から「イワツツジ」⇒「羊躑躅」の漢字が当てられ、意味が転じて「立ち止まって見惚れてしまうほど美しい」となり、広くツツジ属全般にこの漢字が使われるようになった、という説が有力なんだとか。

まさに「美しい花には毒がある」といったところでしょうか。

20230424t1 (1)