皆様こんにちは。
先週あたりから、ぐっと気温が下がり始め、ようやく冬本番の気候となりました。今年もあと2週間ばかりを残してお終いとなります。毎年「あっという間」という表現をこの時期に口にしますが、確実にその「あ」の間隔は年を重ねる毎に縮まっているように感じます。
画像は職員のご実家より頂いた柚子です。顔を近づけるとほんのり甘く爽やかな香りがとても癒されます。以前より館内においても柚子精油をアロマディフューザーに入れて、入居者様や来館者様にお楽しみ頂いております。
その精油に含まれる成分と効能についてほんの少しご紹介します。
レモン精油にも含まれる「リモネン」は交換神経を刺激し、頭をシャキッとさせ、「ピネン」には、森林の香りでリラックス効果が。また「シトラール」には血行促進の効果があるそうです。
日本では、冬至の時にゆず湯に入るという習慣がありますが、それも理に適った先人の知恵なのですね。
追加で /// 柚子湯ウンチク ///
柚子湯の起源は明らかではないのですが、日本では冬至の日に柚子湯に入ると「風邪をひかずに冬を越せる」と言われています。
柚子湯に入る習慣は意外に新しく、銭湯ができた江戸時代から始まったと言われています。
柚子(ゆず):融通(ゆうずう)、冬至:湯治(とうじ)。このような語呂合せから、冬至の日に柚子湯に入ると言われているようです(諸説あります)、もともとは「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いするための禊(みそぎ)だと考えられています。現代でも、新年や大切な儀式に際して入浴する風習があります。
冬が旬の柚子は香りも強く、邪気を祓うという俗信もありました。
また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、「長年の苦労が実りますように」との願いも込められているのです。
withコロナのご時世、世界中の人がソーシャルディスタンスと連呼している中でも、人との小さな繋がりによって温かみを感じる事ができるひと時であってほしいと思います。