ナーシングホーム北久里浜~お雛様~

皆様こんにちは(*´∀`*)ノ=

うぐいすの初音が耳に心地良い季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。巷ではコロナウィルス新規罹患者数は激減し、各地で緊急事態宣言解除の話が出始めました、首都圏も来月には解除となりそうです。全国民へのワクチン接種期日が明確になっていない中での解除は本当に大丈夫?なのでしょうか。介護施設で働く者としては…何かあった時の影響の大きさを考えると不安でしかありません。経済に与える影響もありますので判断は本当に難しいです。

さて、昨日の2月18日から3月4日までは、二十四節気の雨水(うすい)です。文字通り、降る雪が雨に変わり雪解けが始まる時期という意味です。また、諸説ありますが、この時期に雛人形を飾ると良縁に恵まれると言われています。厄を移した人形を水に流していたことに由来する為、水が豊かになる雨水の時期に飾るといいと言われています。はなやかな雛人形を飾ると、家の中がぱっと明るくなり、春の訪れを感じます。雛人形を飾る予定のない方は、菱餅だけでも飾られると、綺麗な春の色合いに心癒されると思います。ナーシングホーム北久里浜でもお雛様を飾りました。三寒四温の季節ですので、どうぞ風邪などひかれませんようお身体ご自愛ください。

雛人形k1

 

年季の入った雛人形7段飾り、1階の多目的ホールに飾っていますが畳2畳分のスペースが必要です。

このサイズを飾れるご家庭は…羨ましいです。

 

 

 

/// 豆知識 ~ひな人形の飾り方~ ///

雛人形は一般的な飾り方がありますが、購入したお店で聞いた通りの飾り方をしても「並べ方が違う」「何かおかしい」と言われてしまうことがあります。なぜでしょう??それは時代によって「並べ方」が変化しているからです。

一例として、関東と関西では、内裏雛の置き方が逆になることが多く見られます。

関東では(向かって)左側が男雛で右側が女雛

京都や関西の一部では(向かって)右側が男雛で左側が女雛

置き方が逆になる大きな理由は、内裏雛が模している「帝」と「妃」の位置が、昔と今で変化したからと考えられています。日本には古くから「左方上位(左側の方が位が高い)」という考え方があります。雛人形は平安貴族の姿をしていますが、平安時代の帝は、妃の左側(向かって右)へ座っていました。京都と関西の一部では、その形に内裏雛を並べているとされています。一方現在の皇室では、天皇陛下は皇后様の右側(向かって左側)に立たれています(座られる場合も右側)この形は西洋式です、明治時代の終わり頃から日本でも西洋式が取り入れられました。つまり関西は昔の形、関東は今の形に従っていると考えられ、どちらが正解とは言えません。時代によって異なりますし、「必ずこうしなければならない」という特別な決まりはありません、古式でも現代式でもそのお家ごとに自由に飾ってよいのです。

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